バックルコラム

「作り手の困りごと」が新しいニーズを創造する! ~『STOL25』開発秘話~

2017/03/29
STOL

 テープ長さ調整に使われるテープアジャスターは、テープを通す穴が狭いため、一度テープ末端をほつれないように縫製してしまうと基本的にはテープを外すことができません。そのためバックパックの作り手から「テープ端を折り返して縫製したあとでも通しやすく、でもテープは外れにくい。そんなテープアジャスターがあったらいいのに・・・」というコメントを頂きました。

 そんな「作り手の困りごと」から誕生したのが、オープンラダー『STOL25』です。図1のように、いつもは通常のテープアジャスターですが、矢印Aのようにオープン(図2)すると、テープを通す穴が拡大!テープ端が折り返し縫製されていても、簡単に通せるようになりました。通した後は、テープを矢印B方向にひっぱる(図3)と、通常のテープアジャスターに戻ります。

 このコンセプトをデザイナーに見せると「縫製工程が楽になるのはもちろん、3WAYバッグなど用途でも活躍できるよ!」と大好評。通常のショルダーベルトを付け替えるようなバッグにおいても、従来のようなフックとDカンの組み合わせだけでなく、この『STOL25』ひとつで対応することもできるようになりました。