革新的バックルを生み出すことに挑戦し続けるニフコですが、そのものづくりの根底には徹底したお客様とのディスカッションがあります。例えばAかBかといった単純な問いかけからは、実際お客様のニーズを引き出すことは難しいです。また、単に何が欲しいかというリクエストをもらうことでもありません。お客様はバックルデザイナーでも、バックルのプロでもないので、仮に「こういうバックルが欲しい」という言葉があったとしても、それが本当に欲しいものであると断定できない場合もあると考えています。
　そういう意味でお客様とはアンケートのような単純なやりとりではなく、さまざまな側面から困っていることは何なのかということについての意見や反応を引き出すディスカッションが大切だと考えています。ものづくりのヒントは「本当の困りごと」の中にしかありません。

　長く使ってもらえるものを作るには、きちんとユーザーやお客様に向き合って、同じ目線で、必ず『本当の困りごと』を解決していくことにあると考えています。ものづくりの本質は「作る」ことではなく、作ることで人々の豊かな暮らしに「貢献」していくことにあると考えています。

　ニフコの「クリエイト ウェルネスライフ」という目標は、こんな想いの中から生まれました。